〜自己免疫疾患(突発性血小板減少症)について〜

グーとカレンの患った病ではありませんが、ごく近いお友達ワンが発症してしまいました。

自分の免疫を敵だと思って闘ってしまう病気です。
異変に気づいたのは目の茶色の部分が血で赤みを帯びていた事で1番最初にこの病で受診しました。
色々な検査の結果、血小板が異様にに下がっていました。
この日から免疫抑制剤・抗生剤・ステロイドの投与で毎日の通院となりました。
とにかく自分の免疫と戦ってしまう為に抑制剤を投与しているので、他からの感染に要注意。
外でトイレをするこのお友達ワンは他のワンの尿などからの違う感染症にかなりの注意。
トイレには細心の注意を払っていました。
目の異常で受診したように血が目の中に入りほとんど見えない状態で外での排尿はかなりキツイ。
しかし、ステロイドを投与しているので喉がかわくのでいつも以上に排尿の感覚は短い。
そして免疫抑制剤もかなり強いようでトロ〜〜〜〜ンとした顔をしていました。
発症から1ヶ月が経過して、命の危険はとりあえず回避できましたが、まだ週に2回の通院は続いています。
そして他からの感染に要注意の日々は続きます。

発症、治療から丸4ヶ月が経過しました。
通院の回数も毎日から一日おきになり、2日おきになり、週2回になり、週1回になっています。
今は薬の投与をいつやめようか!と、病院と飼い主との葛藤の日々です。




上の症状とは別にやはり近所で〔突発性免疫疾患〕になった超大型犬がいました。
「なんだか様子が変なのよ・・・」という感じで話を聞いたのは2007年の5月の末頃。
上記の場合は血小板の減少でしたが、この超大型犬の場合は〔突発性免疫疾患〕だとわかったのは
かなりいろんな症状が出てからでした。
セカンドオピニオン・・・・・これが仇になりました。
セカンドオピニオンで行った地元で有名なA病院を選んだ飼い主さん。
病気の種類にかかわらず、今までのB病院を信頼していれば、もしかしたらもっと早くにわかっていたかも?
そして、大学病院では〔血液〕のスペシャリストに診察をうけ、セカンドオピニオンで通いはじめたA病院では
他の症状の事を診てもらっていた。
結果から言うと・・・・・11月に5歳でお★様になりました。
最後は大学病院とA病院とのたらい回し状態でした。
大学病院では症例として沢山の学生が診察を見ていたらしい。
この超大型犬の場合も上記の犬と同じように、免疫抑制剤を投与していた。
しかし、上記の飼い主さんと違い、感染症への配慮が全くなかった。
調子が良ければ河川敷に連れて行っていたらしい。
死因は・・・・〔自己免疫疾患〕ではなく、感染症だった。
それが悲しい。。。。と上記の飼い主さんは泣いていた。


かかりつけの病院。。。。
大切である事をヒシヒシと感じた。
今までの病歴・体重の変化・レントゲン・エコー・血液検査の結果・・・・。
これがすべてかかりつけの病院の宝だ。
そして、出来る範囲の事は自分で調べ、病院に聞く。
言いたい事は我慢しない。疑問は疑問のままではダメ!
グーが子宮蓄膿になった時に前日に見つけてくれなかった、かかりつけの病院に怒りの電話をした。
その怒りの電話をしなかったら、私はきっとこのかかりつけの病院を今でもかかりつけとして使ってなかったかも・・・。

上記の飼い主さんの場合もそうだった。
大学病院で検査・・・・と思ったらしいが、一刻を争うと判断したかかりつけのC病院の院長は
自分の病院でできる範囲の検査をして〔自己免疫疾患〕と診断した。
今では笑い話のように話すが「あの時は○○○を死なせたら、大変な事になるぅ〜」ってきっと院長は思ったハズだよ! 
って。 こんな話が笑ってできるようになって私も嬉しい。



追記です。 2009年 また自己免疫疾患で2頭のワンがお★様になりました。
聞いた事ない病名だな・・・・と思っていたのですが、結構症例は色々とあるようですね。
血小板が多かったり・・・少なかったり・・・・だけでも症状が違うのです。
何処を攻撃してしまうか・・・。
1番最初の完治したワンは今も元気にしています。
そして3番目はグーの息子です。
調子が悪いのよ・・・とは聞いていたけど、薬が効いたらしく元気にはなっていた。
病名はその時はハッキリとは聞いていなかったんだけど、カレン肝臓の件で病院に行った時に様子を聞いてみた。
病院もグーの息子とわかっているので、話してくれた。
生還したワンと同じ症状だったグーの息子。
生還したワンは大型犬。ステロイドも1日かなりの量を投与したと聞いた。
その時に薬の副作用で先に肝臓が悲鳴をあげるかも・・・・と言われていたのを思いだした。
なので、小さい身体のグーの息子は先に肝臓が悲鳴をあげてしまったんだろう。。。


今年のもう1件の自己免疫疾患のワンは大型犬。
お★様になる直前まで病名が不明だった。
しかも、死に目に会えなかった飼い主さん。今・・・病院とちょっともめてます。


近くで4件もの症例。
[突発性]なので防ぎようもない。
とにかく!! とにかく!!! 様子を見て、早く病院に行って、治療をしてもらうしかない。
しかし!!! 完治までにはかなりの治療費はかかるようです。
でもでもでもでも!!! 生還したワンの飼い主さんは頑張って治療してよかった〜♪とにこやかに言っていた。