突然の事でした。
2011年11月、日曜日の夕方過ぎ、カレンの右耳がプヨプヨしている事に気づいた。
かかりつけの病院は日曜午後は休診。
翌、月曜の朝一番で病院に行き、プヨプヨしていたのは[血]
耳血腫 と診断されました。
原因は外耳炎などですが、カレンは菌は無。キレイでした。
多分、すっごい掻いていたのでそれが原因だろう〜と。
治療は外科的な治療(手術)の方法もあるけれど、再発の可能性もあり・・・との事。
カレンは肝疾患の為、麻酔は命に関わる病気以外はNG。
そして、ステロイド系の薬も肝臓に負担のかかるので投与はNG。
とりあえずは溜まってた血を注射器で抜いて止血剤を1週間の投与となり帰宅。
帰りがけにバタバタと重篤の猫ちゃんの対応に追われていた院長が診に。
インターフェロン治療の事を聞いた。
1回血を抜いちゃえばOK〜と安易に思っていたけど、結構面倒くさいらしい。
聞いてみると、結構、お散歩仲間の中でも耳血腫で手術したワンがいた。
しかも続けて再発して2回も手術したそうだ。


次の診察の時の時も止血剤の投与もむなしく前回以上にパンパンに溜まっていた。
前回と違うのは今回はその血を抜かずにインターフェロンの局所注射。
溜まった血にインターフェロンを注入した。
インターフェロン・・・って聞くと免疫の疾患なのかとちょっと心配もした。
ネットで調べても、局所注射は痛い・・・とか高いだけで再発する・・・と書かれていた。
そんなことを知ったママは黙っていられるワケはない。
痛いのかどうかを問うた。
耳は敏感な部位なので、こう耳がパンパンに腫れている状態でかなりの違和感はあるハズ・・と。
値段は免疫疾患だった知人に1本\8000と聞いていて体重からして半分程度かな・・・と
覚悟していたので\3500の想定内でした。
その局所注射を3回〜4回との事だった。
インターフェロンは[猫インターフェロン]でいわゆる異物。
異物を注入する事によって自己免疫を刺激しての治療らしい。
直接的にインターフェロンが関係する治療ではないのですべての犬・猫に効果があるのかは
不明らしいがここ数年の間では結構ポピュラーな治療法らしい。


耳の状態は初回は1.5ccの血を抜きました。
2回目はもうちょっと溜まっていたので2cc位溜まっていて0.5ccのインターフェロンを局所注射で注入。
耳は破裂しそうなほどパンパン。 同時に止血剤も投与。
局所注射をして4日位してから少し溜まった血が少しすくなくなったような・・・・。
3回目の治療の時は前回2ccに0.5ccを注入して2.5cc耳に入っていた血とインターフェロンは
1ccになっていた。 そこにまた0.5ccの局所注射。
今回は1番最初の受診の時の腫れくらい。まだ止血剤は投与。
4回目の治療は3回目で1ccに0.5cc注入して1.5cc位だったのが0.5cc程度。
これにまた0.5ccの局所注射で4回目治療後の腫れは約1cc。
これで3回のインターフェロンの局所注射をした。
5回目の治療でほぼ腫れは退いた。
その後、2週間後ににもう1回受診してとりあえず治療は終了。

その後カレンの弟のラルフも耳血腫で手術を行っていたのを聞いた。
まだ幼い頃だったので、インターフェロン局所注射での治療はなかったらしい。
その後繰り返し治療に通っていたのは聞いていた。
抜いてOK〜という簡単な事ではすまない。
気持ちよさそう〜に掻いていたのを見てちゃ〜ダメなんだ。
痒い時には何か原因有です。要注意ですぞ!!!


局所注射から2か月弱経過。ちょっと固い部分が残りましたがとりあえずは終わり。

〜耳血腫〜